「お母さんすごいね」と言われるように頑張っていきたいです。

小山 由紀

10年目 / 第二事業部 工事管理第二Gr

休日は3人の子どもたちと過ごすことが多い。子育ての体力をつけるために始めた綱引きで全国大会に出場したという、見た目からは想像もつかないパワフルな一面を持つ。

小山 由紀

10年目 / 第二事業部 工事管理第二Gr

休日は3人の子どもたちと過ごすことが多い。子育ての体力をつけるために始めた綱引きで全国大会に出場したという、見た目からは想像もつかないパワフルな一面を持つ。

入社のきっかけは綱引き

トーヨー工業に入社したきっかけは当時所属していた地元の綱引きチームの仲間に声をかけて頂いたことです。ちょうどトーヨー工業で女性の正社員を募集していると聞いて応募しました。当時はコンビニでアルバイトをしていたのですが、土日祝日も関係なくシフト制でした。私は3人の子どもを育てているということもあり、先を見据えてトーヨー工業にお世話になることにしました。
土日祝日がお休みというのはお母さんたちにとって仕事を選ぶ際の大きな理由かもしれません。参観日などイベントごとは基本的に土日ですし、部活の送迎もあったりしますからね。

綱引きですか?両手を上げてスタートするガチのやつです(笑)。子どもたちを育てる体力をつけたいと思って始めたんですけど、全国大会に出場したこともあるんですよ。負けちゃいましたけど…。

半年ごとに辞めたい時期もあったけれど…人に恵まれました

入社した当初は訓練施設にいて、訓練の助成やテストの採点といった管理の仕事をしていました。
皆さん経験することだと思うのですが、私の場合は半年に一度のスパンで辞めたい時期がやってきました。でも、自分の実力不足で失敗があったことも理解していましたし、不甲斐ない自分自身に落ち込むこともありました。

そんな時に上司や同僚から、時には厳しく、時には温かい言葉をかけてもらったことが心に残っています。そんな日常が成長するためのきっかけとなり、今でもトーヨー工業の一員として働けていることにとても感謝しています。

私も入社してから10年という節目を迎えて部下を抱える立場になったので、気づくと頼ってしまうような、人として魅力的で謙虚な上司を目指したいと思っています。部下たちがチャレンジしやすい環境づくりをしていきたいです。

そのためにも判断力と決断力の強化は今後取り組みたい目標です。私は一歩を踏み出すのが弱いんです。本当は自分で決めたいけど決められず、誰か後押ししてくれたら…という具合に一歩が踏み出せません。自分で判断しなければいけないのに、誰か任せにするのは本当は嫌なんです。

自分が得意だと気づいた校正が今では大事な仕事となっています

現在の業務はどちらかというと事務に近い仕事が多いです。放射線管理区域で作業する人の放射線管理や、作業に必要な申請といった現場で動く人のサポートをする形ですね。

入社当初からちょっとずつ色々な仕事にも触れてきました。トーヨー工業で働いている人は色々な業務を経験してきた人が多いので、グループで抱える業務をみんなでサポートしあえることがいい所ですね。

仕事で嬉しかったことは…成功体験というわけではないのですが、書類や図書の誤字脱字を見つける校正の仕事が得意なことを認めてもらったことです。元々は現場での仕事が多く図書に携わることはありませんでした。ある時、図書を作るのではなく見る側にまわった時に校正が得意なんだと気づき、その仕事を上司が見てくれていました。

「この書類を見てください」と言われてもどの視点からみていいのかわからないこともあります。自分だったらどう見るのか?と、自分なりに解釈しようと考えながら取り組んでいます。
たまに違うって言われますけど(笑)、でもチャレンジしながら仕事ができています。

今後は女性目線でできることで貢献していきたい

私は入社した当初はなかなか目標をもてず、子どもたちを育てるために働いていました。
でも今は役職を頂いているので、母である自分と会社の自分を切り替えて貢献できたらと思っています。良き母であり、一人の社員でもあれるようにしっかり頑張っていきたいです。
ゆくゆくは一つのことではなく、色々な分野でマルチに活躍できる立場を目指し、キャリアアップしていきたいですね。

トーヨー工業の業務内容の中では、現在は事務職の方を含めて女性社員は10人くらい。もっと多様な人が増えるような会社作りもしたいと思っています。色々な方が増えると会社の雰囲気ももっと変わっていくと思います。

作業着を着ていても、安全靴をはいていても、「お母さんすごいね」って言われたい

実は私はシングルマザーなんです。3人の子どもを育てながら、私自身で生計を立てられています。
私が今もこの会社で働き続けられているということが、トーヨー工業がワーキングマザーでも働きやすい環境である証明になると思います。

必ずしも両親が揃っている家庭ばかりではなく、色々な事情があって一人で子育てをしている方もいます。ものすごい能力を持っていても何か理由があって働けない方もいるかもしれませんからね。そういった方がもっと働きやすい会社にしていければ雇用の幅が広がるかもしれません。

最初は作業着を着て、現場で働いていることに抵抗があったんですけど、今は綺麗にしているお母さんが全てではないと思っています。作業着を着て、安全靴をはいていたっていいじゃないかって思うんです。

できれば子どもたちに「お母さんすごいね、作業着を着てても頑張ってるね」と言われるように頑張っていきたいです。